閲覧性を良くするため、日本で注目されている競技を中心に、メダル予想を以下にまとめてみた。これまでここで紹介していない競技を含めている。数えてみると、日本のメダル予想は5個(銀1、銅4)となった。
【スキー・スノーボード競技】
アルペン男子回転
金 ラインフリート・ヘルプスト(AUT)
銀 イビツァ・コステリッチ(CRO)
銅 シルバン・ツルブリッゲン(SUI)
ノルディック複合・団体
金 フィンランド(FIN)
銀 ドイツ(GER)
銅 オーストリア(AUT)
ノルディック複合・個人(ノーマルヒル)
金 マグヌス・モアン(NOR)
銀 ハンヌ・マンニネン(FIN)
銅 ジェイソン・ラミー=シャプイ(FRA)
ノルディック複合・個人スプリント(ラージヒル)
金 ハンヌ・マンニネン(FIN)
銀 ジェイソン・ラミー=シャプイ(FRA)
銅 アンシ・コイブランタ(FIN)
ノルディック・ジャンプ団体
金 オーストリア(AUT)
銀 ノルウェー(NOR)
銅 ドイツ(GER)
ノルディック・ジャンプ個人(ノーマルヒル)
金 トマス・モルゲンシュテルン(AUT)
銀 ヴォルフガング・ロイツル(AUT)
銅 アダム・マリシュ(POL)
ノルディック・ジャンプ個人(ラージヒル)
金 グレゴール・シュリーレンツァウアー(AUT)
銀 シモン・アマン(SUI)
銅 ヤンネ・アホネン(FIN)
モーグル男子
金 デール・ベッグスミス(AUS)
銀 アレキサンダー・ビロドー(CAN)
銅 ギルボー・コラ(FRA)
モーグル女子
金 ジェニファー・ハイル(CAN)
銀 クリスティ・リチャーズ(CAN)
銅 ハナ・カーニー(USA)
スノーボード・男子ハーフパイプ
金 ショーン・ホワイト(USA)
銀 ユーリ・ポドラドチコフ(SUI)
銅 国母和宏(JPN)
【スケート競技】
スピードスケート・男子500m
金 イ・ガンソク(KOR)
銀 長島圭一郎(JPN)
銅 イ・ギュヒョク(KOR)
スピードスケート・女子500m
金 ジェニー・ヴォルフ(GER)
銀 王北星(CHN)
銅 イ・サンファ(KOR)
スピードスケート・女子1000m
金 クリスティン・ネスビット(CAN)
銀 モニク・アンゲミュラー(GER)
銅 小平奈緒(JPN)
スピードスケート・女子1500m
金 クリスティーナ・グローブス(CAN)
銀 クリスティン・ネスビット(CAN)
銅 イレン・ブスト(NED)
スピードスケート・女子3000m
金 マルティナ・サブリコバ(CZE)
銀 ステファニー・ベケット(GER)
銅 ダニエラ・アンシュッツ=トムス(GER)
スピードスケート・女子5000m
金 マルティナ・サブリコバ(CZE)
銀 ステファニー・ベケット(GER)
銅 ダニエラ・アンシュッツ=トムス(GER)
スピードスケート・女子団体追い抜き
金 ドイツ(GER)
銀 カナダ(CAN)
銅 ロシア(RUS)
ショートトラック・女子3000mリレー
金 中国(CHN)
銀 韓国(KOR)
銅 アメリカ(USA)
フィギュアスケート・男子シングル
金 イヴァン・ライサチェク(USA)
銀 エフゲニー・プルシェンコ(RUS)
銅 高橋大輔(JPN)
フィギュアスケート・女子シングル
金 レイチェル・フラット(USA)
銀 キム・ヨナ(KOR)
銅 安藤美姫(JPN)
【その他競技】
カーリング女子
金 カナダ(CAN)
銀 スイス(SUI)
銅 スウェーデン(SWE)
アイスホッケー男子
金 スウェーデン(SWE)
銀 カナダ(CAN)
銅 ロシア(RUS)
アイスホッケー女子
金 カナダ(CAN)
銀 アメリカ(USA)
銅 スウェーデン(SWE)
【その他の注目海外選手】
リンゼイ・ボン(USA)−アルペン女子各種目
ボディ・ミラー(USA)−アルペン男子各種目
シャニー・デービス(USA)−スピードスケート男子1000m他
スベン・クラマー(NED)−スピードスケート男子5000m他
アポロ・アントン・オーノ(USA)−ショートトラック男子
ジョアニー・ロシェット(CAN)−フィギュア女子シングル
アルミン・ツェゲラー(ITA)−リュージュ男子個人
シドニー・クロスビー(CAN)−アイスホッケー男子
アレキサンダー・オベチキン(RUS)−アイスホッケー男子
【スキー・スノーボード競技】
アルペン男子回転
金 ラインフリート・ヘルプスト(AUT)
銀 イビツァ・コステリッチ(CRO)
銅 シルバン・ツルブリッゲン(SUI)
ノルディック複合・団体
金 フィンランド(FIN)
銀 ドイツ(GER)
銅 オーストリア(AUT)
ノルディック複合・個人(ノーマルヒル)
金 マグヌス・モアン(NOR)
銀 ハンヌ・マンニネン(FIN)
銅 ジェイソン・ラミー=シャプイ(FRA)
ノルディック複合・個人スプリント(ラージヒル)
金 ハンヌ・マンニネン(FIN)
銀 ジェイソン・ラミー=シャプイ(FRA)
銅 アンシ・コイブランタ(FIN)
ノルディック・ジャンプ団体
金 オーストリア(AUT)
銀 ノルウェー(NOR)
銅 ドイツ(GER)
ノルディック・ジャンプ個人(ノーマルヒル)
金 トマス・モルゲンシュテルン(AUT)
銀 ヴォルフガング・ロイツル(AUT)
銅 アダム・マリシュ(POL)
ノルディック・ジャンプ個人(ラージヒル)
金 グレゴール・シュリーレンツァウアー(AUT)
銀 シモン・アマン(SUI)
銅 ヤンネ・アホネン(FIN)
モーグル男子
金 デール・ベッグスミス(AUS)
銀 アレキサンダー・ビロドー(CAN)
銅 ギルボー・コラ(FRA)
モーグル女子
金 ジェニファー・ハイル(CAN)
銀 クリスティ・リチャーズ(CAN)
銅 ハナ・カーニー(USA)
スノーボード・男子ハーフパイプ
金 ショーン・ホワイト(USA)
銀 ユーリ・ポドラドチコフ(SUI)
銅 国母和宏(JPN)
【スケート競技】
スピードスケート・男子500m
金 イ・ガンソク(KOR)
銀 長島圭一郎(JPN)
銅 イ・ギュヒョク(KOR)
スピードスケート・女子500m
金 ジェニー・ヴォルフ(GER)
銀 王北星(CHN)
銅 イ・サンファ(KOR)
スピードスケート・女子1000m
金 クリスティン・ネスビット(CAN)
銀 モニク・アンゲミュラー(GER)
銅 小平奈緒(JPN)
スピードスケート・女子1500m
金 クリスティーナ・グローブス(CAN)
銀 クリスティン・ネスビット(CAN)
銅 イレン・ブスト(NED)
スピードスケート・女子3000m
金 マルティナ・サブリコバ(CZE)
銀 ステファニー・ベケット(GER)
銅 ダニエラ・アンシュッツ=トムス(GER)
スピードスケート・女子5000m
金 マルティナ・サブリコバ(CZE)
銀 ステファニー・ベケット(GER)
銅 ダニエラ・アンシュッツ=トムス(GER)
スピードスケート・女子団体追い抜き
金 ドイツ(GER)
銀 カナダ(CAN)
銅 ロシア(RUS)
ショートトラック・女子3000mリレー
金 中国(CHN)
銀 韓国(KOR)
銅 アメリカ(USA)
フィギュアスケート・男子シングル
金 イヴァン・ライサチェク(USA)
銀 エフゲニー・プルシェンコ(RUS)
銅 高橋大輔(JPN)
フィギュアスケート・女子シングル
金 レイチェル・フラット(USA)
銀 キム・ヨナ(KOR)
銅 安藤美姫(JPN)
【その他競技】
カーリング女子
金 カナダ(CAN)
銀 スイス(SUI)
銅 スウェーデン(SWE)
アイスホッケー男子
金 スウェーデン(SWE)
銀 カナダ(CAN)
銅 ロシア(RUS)
アイスホッケー女子
金 カナダ(CAN)
銀 アメリカ(USA)
銅 スウェーデン(SWE)
【その他の注目海外選手】
リンゼイ・ボン(USA)−アルペン女子各種目
ボディ・ミラー(USA)−アルペン男子各種目
シャニー・デービス(USA)−スピードスケート男子1000m他
スベン・クラマー(NED)−スピードスケート男子5000m他
アポロ・アントン・オーノ(USA)−ショートトラック男子
ジョアニー・ロシェット(CAN)−フィギュア女子シングル
アルミン・ツェゲラー(ITA)−リュージュ男子個人
シドニー・クロスビー(CAN)−アイスホッケー男子
アレキサンダー・オベチキン(RUS)−アイスホッケー男子
近年のノルディック複合は予想が難しい。ルール変更によりタイム差自体がつき難くなったため、誰が勝ってもおかしくない状況にある。
そんななか、昨季の世界選手権を制した日本に、団体金メダルの大きな期待が掛かっている。しかし、最新の情勢をもとに、あくまで客観的な展望を心掛けてみよう。
結論から言うと、団体の金メダル予想を、私なら以下のとおりとする。
◎フィンランド
○ドイツ
△オーストリア
△ノルウェー
×フランス
日本
アメリカ
■
今季のW杯ポイントに表れていない「影の優勝候補」が、フィンランドだ。若武者アンシ・コイブランタはもちろんのこと、あのハンヌ・マンニネンがパイロット修行から復帰。これで4人が揃った。バックアップとなる5人目がいない、層の薄さが弱点だ。
対抗は、今季最も好調さを見せているドイツ。ティノ・エデルマン、エリック・フレンツェル、ビョルン・キルヒアイゼンといった最強の布陣で金を狙う。層の厚さも問題なしだ。
層の厚さだけなら、圧倒的なのがオーストリア。日本でもお馴染みのフェリックス・ゴッドバルトやマリオ・シュテヒャーらが今季も好調なのだから、やはり手強い。
ノルディック王国ノルウェーも、やはり実力者を5人以上しっかり揃える。強豪国はほとんどジャンプと距離のバランスがとれているが、ノルウェーに限っては距離が偏って強い。なかでも、マグヌス・モアンに注目して欲しい。ジャンプで大きく出遅れても、距離で逆転できる底力を持つ。
以上の4カ国を、フランス、日本、アメリカの順で追う。フランスは、個人でも金メダル候補のジェイソン・ラミー=シャプイが引っ張るワンマンチームだが、実は残りの3人も日本勢にひけをとらない実力者ぞろい。日本は、飛び抜けた存在がいないが、そこそこの選手が5人も居るのが最大の強みだ。アメリカは、トッド・ロドウィックら有力選手を擁するが、4人目が弱い。
さらにスイス、イタリア、チェコといったあたりが続く。
■
個人でも、以上に名前を挙げた選手たちがメダル候補。特にマンニネン、コイブランタ、モアン、ラミー=シャプイらが有力か。日本勢は個人ではかなり厳しい。今季のW杯ランクでも、小林範仁の25位が最高。1月30日のW杯(ゼーフェルト)で渡部暁斗が3位となったが、北欧勢が軒並み欠場し、W杯ランク12位以内の選手が4人しか居なかったから、参考にはできない。とはいえ、表彰台に立った渡部はもちろん仕上がり順調だとみて良いだろう。
現ルールはジャンプで差がつきにくいため、距離でのワックスの選択などが、以上の予想を大きく覆すほど勝敗に影響するかも知れない。
そんななか、昨季の世界選手権を制した日本に、団体金メダルの大きな期待が掛かっている。しかし、最新の情勢をもとに、あくまで客観的な展望を心掛けてみよう。
結論から言うと、団体の金メダル予想を、私なら以下のとおりとする。
◎フィンランド
○ドイツ
△オーストリア
△ノルウェー
×フランス
日本
アメリカ
■
今季のW杯ポイントに表れていない「影の優勝候補」が、フィンランドだ。若武者アンシ・コイブランタはもちろんのこと、あのハンヌ・マンニネンがパイロット修行から復帰。これで4人が揃った。バックアップとなる5人目がいない、層の薄さが弱点だ。
対抗は、今季最も好調さを見せているドイツ。ティノ・エデルマン、エリック・フレンツェル、ビョルン・キルヒアイゼンといった最強の布陣で金を狙う。層の厚さも問題なしだ。
層の厚さだけなら、圧倒的なのがオーストリア。日本でもお馴染みのフェリックス・ゴッドバルトやマリオ・シュテヒャーらが今季も好調なのだから、やはり手強い。
ノルディック王国ノルウェーも、やはり実力者を5人以上しっかり揃える。強豪国はほとんどジャンプと距離のバランスがとれているが、ノルウェーに限っては距離が偏って強い。なかでも、マグヌス・モアンに注目して欲しい。ジャンプで大きく出遅れても、距離で逆転できる底力を持つ。
以上の4カ国を、フランス、日本、アメリカの順で追う。フランスは、個人でも金メダル候補のジェイソン・ラミー=シャプイが引っ張るワンマンチームだが、実は残りの3人も日本勢にひけをとらない実力者ぞろい。日本は、飛び抜けた存在がいないが、そこそこの選手が5人も居るのが最大の強みだ。アメリカは、トッド・ロドウィックら有力選手を擁するが、4人目が弱い。
さらにスイス、イタリア、チェコといったあたりが続く。
■
個人でも、以上に名前を挙げた選手たちがメダル候補。特にマンニネン、コイブランタ、モアン、ラミー=シャプイらが有力か。日本勢は個人ではかなり厳しい。今季のW杯ランクでも、小林範仁の25位が最高。1月30日のW杯(ゼーフェルト)で渡部暁斗が3位となったが、北欧勢が軒並み欠場し、W杯ランク12位以内の選手が4人しか居なかったから、参考にはできない。とはいえ、表彰台に立った渡部はもちろん仕上がり順調だとみて良いだろう。
現ルールはジャンプで差がつきにくいため、距離でのワックスの選択などが、以上の予想を大きく覆すほど勝敗に影響するかも知れない。
500m
世界記録保持者のジェニー・ヴォルフ(ドイツ)と、伸び盛りの王北星(中国)のハイレベルな一騎打ちとなる。まだヴォルフのほうが一枚上と見るのが妥当だろう。銅メダルは、韓国のイ・サンファか。世界スプリントでは吉井小百合が勝ち、日本メディアが期待しているのは岡崎朋美のようだが、五輪で最も有望なのはあくまで小平奈緒。ただこの種目では、日本勢が上位3人を崩すのは困難とみる。
1000m
小平奈緒にぜひメダルを期待したいし、十分に期待できる種目。だが、ライバルは非常に多い。圧倒的な金メダル候補は、地元カナダのクリスティン・ネスビット。表彰台の残りの2席を狙って、小平のほかに、王北星(中国)、アネット・ゲリットセン(オランダ)、モニク・アンゲミュラー(ドイツ)、マルゴット・ベーア(オランダ)などが横一線で争う。
1500m
いまの日本勢は、この中距離が苦手。田畑真紀の大奮闘と、高木美帆のサプライズを期待するしかない。だが、田畑は今季W杯で皆勤賞ながらランク11位(数戦欠席している海外勢が多い)。高木の持ちタイムも、今季W杯に参戦していたとしても、一戦たりとも10位以内に入れないタイムだ。前述したクリスティン・ネスビットと、クリスティーナ・グローブスのカナダ勢が金を争うだろう。
3000m、5000m
この2つの長距離種目は、ほぼ予想を統一してよい。強いのは、マルティナ・サブリコバ(チェコ)、シュテファニー・ベッカート(ドイツ)の2人。それをダニエラ・アンシュッツ=トムス(ドイツ)が追う。日本の穂積雅子は、特に3000mで世界の5番手あたりに位置し、うまくいけばメダルも。ただ穂積の調子が下り坂なのは気掛かりだ。ドーピング問題に揺れるクラウディア・ペヒシュタイン(ドイツ)は、出場できたとしても上位は難しいだろう。
団体追い抜き
順当に予想するならば、ドイツ、カナダ、ロシアがメダルを獲る。日本とオランダが4位を争う展開だろう。
日本は、今季のW杯ポイントでカナダとロシアに次いで3位とメダル圏内なのだが、実は最強王者ドイツがベストメンバーで滑っていないのだ。さらにオランダも層が厚く、五輪本番では日本より上に行くかも知れない。
ただ、ドイツがベストメンバーを揃えないことにも理由はあって、要は個人種目を重視しているということ。結束力なら負けない日本が、北京五輪の男子陸上400mリレーのように、こうした強豪国の鼻を明かす場面を想像することは、決して難しくはない。
世界記録保持者のジェニー・ヴォルフ(ドイツ)と、伸び盛りの王北星(中国)のハイレベルな一騎打ちとなる。まだヴォルフのほうが一枚上と見るのが妥当だろう。銅メダルは、韓国のイ・サンファか。世界スプリントでは吉井小百合が勝ち、日本メディアが期待しているのは岡崎朋美のようだが、五輪で最も有望なのはあくまで小平奈緒。ただこの種目では、日本勢が上位3人を崩すのは困難とみる。
1000m
小平奈緒にぜひメダルを期待したいし、十分に期待できる種目。だが、ライバルは非常に多い。圧倒的な金メダル候補は、地元カナダのクリスティン・ネスビット。表彰台の残りの2席を狙って、小平のほかに、王北星(中国)、アネット・ゲリットセン(オランダ)、モニク・アンゲミュラー(ドイツ)、マルゴット・ベーア(オランダ)などが横一線で争う。
1500m
いまの日本勢は、この中距離が苦手。田畑真紀の大奮闘と、高木美帆のサプライズを期待するしかない。だが、田畑は今季W杯で皆勤賞ながらランク11位(数戦欠席している海外勢が多い)。高木の持ちタイムも、今季W杯に参戦していたとしても、一戦たりとも10位以内に入れないタイムだ。前述したクリスティン・ネスビットと、クリスティーナ・グローブスのカナダ勢が金を争うだろう。
3000m、5000m
この2つの長距離種目は、ほぼ予想を統一してよい。強いのは、マルティナ・サブリコバ(チェコ)、シュテファニー・ベッカート(ドイツ)の2人。それをダニエラ・アンシュッツ=トムス(ドイツ)が追う。日本の穂積雅子は、特に3000mで世界の5番手あたりに位置し、うまくいけばメダルも。ただ穂積の調子が下り坂なのは気掛かりだ。ドーピング問題に揺れるクラウディア・ペヒシュタイン(ドイツ)は、出場できたとしても上位は難しいだろう。
団体追い抜き
順当に予想するならば、ドイツ、カナダ、ロシアがメダルを獲る。日本とオランダが4位を争う展開だろう。
日本は、今季のW杯ポイントでカナダとロシアに次いで3位とメダル圏内なのだが、実は最強王者ドイツがベストメンバーで滑っていないのだ。さらにオランダも層が厚く、五輪本番では日本より上に行くかも知れない。
ただ、ドイツがベストメンバーを揃えないことにも理由はあって、要は個人種目を重視しているということ。結束力なら負けない日本が、北京五輪の男子陸上400mリレーのように、こうした強豪国の鼻を明かす場面を想像することは、決して難しくはない。
日本男子スピードスケート陣が唯一メダルを狙える、500mを展望してみたい。
長くなるので結論から先に言うが、私の金メダル予想は、本命がイ・ガンソク(韓国)、対抗が長島圭一郎(日本)だ。
■
この500m、実は空前の大混戦模様。世界の強豪が顔を揃えて転戦するワールドカップ(W杯)で、今季は勝者がめまぐるしく入れ替わっている。
今季4戦で各2回ずつ、計8本の顔合わせで、以下の6人もの選手が勝利を挙げている。バンクーバーでも、この面々から勝者が出ると予想するのが妥当だ。
イ・ギュヒョク(韓国) 3勝
イ・ガンソク(韓国) 1勝
ミカ・ポウタラ(フィンランド) 1勝
タッカー・フレデリクス(米国) 1勝
長島圭一郎(日本) 1勝
加藤条治(日本) 1勝
これに加えて、長島は世界スプリントで勝っている。ただ、開催地が帯広だったし、海外勢はあまり本腰ではなかったので、世界スプリントの結果はあまり参考にできない。
■
これを踏まえて考えると、やはり総合ポイントで上位の韓国勢2人が最も手強いだろう。
25歳のイ・ガンソクは、大崩れがない安定感ナンバー・ワンの選手。一方、ベテラン32歳のイ・ギュヒョクは、最近のW杯で3連勝しており、好調さでは群を抜く。
だが、実はイ・ギュヒョクは、過去4回の五輪では期待されながらメダルなし。五輪のような大舞台に弱いとされる。今月のインタビューでも「最後の五輪でメダルが獲れず評価が低くなると思うと怖い」と、実にマイナス思考な言葉を漏らしている。ダン・ジャンセンやジェレミー・ウォザースプーンのように、こういう選手は五輪のリンクではとことん勝てないことを、我々は痛いほど学習してきた。
…となれば私は、バンクーバーでの金メダル候補最右翼を、トリノでも銅メダルを獲ったイ・ガンソクと結論したい。そして、銀メダル候補には、仕上がりが順調な長島圭一郎を推す。
加藤条治は、6人のなかでは、残念ながらちょっと見劣りする。加藤は今季1勝を挙げているが、イ・ギュヒョクらが失敗して圏外に消えたレアケースの展開で、優勝タイムも34秒98と遅かったため、あまり参考にできない。
■
以上まとめると、以下のような予想となるだろうか。
◎イ・ガンソク(韓国)
○長島圭一郎(日本)
▲イ・ギュヒョク(韓国)
△ミカ・ポウタラ(フィンランド)
△タッカー・フレデリクス(米国)
×ジェレミー・ウォザースプーン(カナダ)
加藤条治(日本)
及川佑(日本)
復活してきたジェレミー・ウォザースプーン(カナダ)だが、さすがにメダル有力候補とまでは推せない。だが、ここにきてW杯でポイントを獲得できるまで調子を合わせてきたことは、素直に流石だと思う。
繰り返すが、今季は絶対的な本命を欠く混戦だ。34秒台前半の、0.1秒から0.2秒の間に、大勢のスケーターがひしめく展開となろう。加藤条治はもちろん、今季W杯で一度だけ2位に飛び込んだ及川佑にも、十分すぎるほどのチャンスはある。
長くなるので結論から先に言うが、私の金メダル予想は、本命がイ・ガンソク(韓国)、対抗が長島圭一郎(日本)だ。
■
この500m、実は空前の大混戦模様。世界の強豪が顔を揃えて転戦するワールドカップ(W杯)で、今季は勝者がめまぐるしく入れ替わっている。
今季4戦で各2回ずつ、計8本の顔合わせで、以下の6人もの選手が勝利を挙げている。バンクーバーでも、この面々から勝者が出ると予想するのが妥当だ。
イ・ギュヒョク(韓国) 3勝
イ・ガンソク(韓国) 1勝
ミカ・ポウタラ(フィンランド) 1勝
タッカー・フレデリクス(米国) 1勝
長島圭一郎(日本) 1勝
加藤条治(日本) 1勝
これに加えて、長島は世界スプリントで勝っている。ただ、開催地が帯広だったし、海外勢はあまり本腰ではなかったので、世界スプリントの結果はあまり参考にできない。
■
これを踏まえて考えると、やはり総合ポイントで上位の韓国勢2人が最も手強いだろう。
25歳のイ・ガンソクは、大崩れがない安定感ナンバー・ワンの選手。一方、ベテラン32歳のイ・ギュヒョクは、最近のW杯で3連勝しており、好調さでは群を抜く。
だが、実はイ・ギュヒョクは、過去4回の五輪では期待されながらメダルなし。五輪のような大舞台に弱いとされる。今月のインタビューでも「最後の五輪でメダルが獲れず評価が低くなると思うと怖い」と、実にマイナス思考な言葉を漏らしている。ダン・ジャンセンやジェレミー・ウォザースプーンのように、こういう選手は五輪のリンクではとことん勝てないことを、我々は痛いほど学習してきた。
…となれば私は、バンクーバーでの金メダル候補最右翼を、トリノでも銅メダルを獲ったイ・ガンソクと結論したい。そして、銀メダル候補には、仕上がりが順調な長島圭一郎を推す。
加藤条治は、6人のなかでは、残念ながらちょっと見劣りする。加藤は今季1勝を挙げているが、イ・ギュヒョクらが失敗して圏外に消えたレアケースの展開で、優勝タイムも34秒98と遅かったため、あまり参考にできない。
■
以上まとめると、以下のような予想となるだろうか。
◎イ・ガンソク(韓国)
○長島圭一郎(日本)
▲イ・ギュヒョク(韓国)
△ミカ・ポウタラ(フィンランド)
△タッカー・フレデリクス(米国)
×ジェレミー・ウォザースプーン(カナダ)
加藤条治(日本)
及川佑(日本)
復活してきたジェレミー・ウォザースプーン(カナダ)だが、さすがにメダル有力候補とまでは推せない。だが、ここにきてW杯でポイントを獲得できるまで調子を合わせてきたことは、素直に流石だと思う。
繰り返すが、今季は絶対的な本命を欠く混戦だ。34秒台前半の、0.1秒から0.2秒の間に、大勢のスケーターがひしめく展開となろう。加藤条治はもちろん、今季W杯で一度だけ2位に飛び込んだ及川佑にも、十分すぎるほどのチャンスはある。
スピードスケートのショートトラックでは、ここ最近、日本勢が世界に全く歯が立たない状況である。勢力図は、ひと言で言えば、女子は中国、男子は韓国に強豪が揃う。
バンクーバー五輪で唯一、日本にメダルの可能性があると思われる種目は、女子の3000mリレーだ。
前述のとおり、最強のメンバーを揃える中国が、優勝候補の筆頭。それを追うのが、五輪5連覇をなんとか達成したい韓国。そしてアメリカが続く。日本は、以上の3強を、カナダとともに追撃する位置にいる。
さらに続くのはオランダとイタリア。これら以外の国に日本が負けることは考えにくい。
よほどの大転倒でも無い限り、中国はおそらく勝つ。しかし、2位以下はある程度は混戦となるので、ショートトラック特有のアクシデントをつけば、日本にも銀メダルまで狙える可能性はでてくる。
だがもちろん、あくまで「順当」にいけば、日本は決勝に残れる確率が4割程度で、残れても最下位に終わる可能性が高い、という情勢と言えよう。
バンクーバー五輪で唯一、日本にメダルの可能性があると思われる種目は、女子の3000mリレーだ。
前述のとおり、最強のメンバーを揃える中国が、優勝候補の筆頭。それを追うのが、五輪5連覇をなんとか達成したい韓国。そしてアメリカが続く。日本は、以上の3強を、カナダとともに追撃する位置にいる。
さらに続くのはオランダとイタリア。これら以外の国に日本が負けることは考えにくい。
よほどの大転倒でも無い限り、中国はおそらく勝つ。しかし、2位以下はある程度は混戦となるので、ショートトラック特有のアクシデントをつけば、日本にも銀メダルまで狙える可能性はでてくる。
だがもちろん、あくまで「順当」にいけば、日本は決勝に残れる確率が4割程度で、残れても最下位に終わる可能性が高い、という情勢と言えよう。
■ 男 子
モーグルは、ただでさえ一発勝負で誰が勝つかなんて、全く予想できない競技だ。今年の男子は、それにも増して混戦模様、予想は困難を極める。
超絶エアで我々を酔わせるアレクサンダー・ビロドー(カナダ)をはじめ、こちらもエアが華麗なギルボー・コラ(フランス)、今季好調で勢いのあるイェスパー・ビョルンルンド(スウェーデン)などが表彰台の頂点を狙う。
だが、混戦から頭ひとつ抜け出している感があるのが、トリノ五輪の覇者であるデール・ベッグスミス(豪州)だ。いまは豪州代表のベッグスミスだが、実は彼はバンクーバー生まれなのだ。ビロドー(カナダ)はモントリオールの出身なので、むしろベッグスミスのほうが「ホームグラウンド」と言える。
既述のとおりモーグルでは、一発勝負では誰が勝つか分からない。その意味では、日本勢にもメダルの可能性はなくはない。特に、今季好調な尾崎快と西伸幸に「番狂わせ」を期待しよう。
■ 女 子
ここにきて、お馴染みのジェニファー・ハイル(カナダ)の調子がすこぶる良い。優勝候補ナンバー・ワンは誰かと問われれば、誰もがこのひとを推すだろう。五輪モーグルのような一発勝負競技では、「失うものはない」的な選手、つまり「もう既に金メダルを獲っている」選手が強いように思う。その意味で、男子のベッグスミスとともに、地元での五輪ともなるこのハイルは、実に手強い。
同じカナダのクリスティ・リチャーズも、金を狙う。バンクーバーに近いサマーランド(近いといっても、同じ州なのに400kmくらい離れているらしい…カナダは広い)出身で、ハイルと共に大声援を見方に付けること間違いなしだ。
さらに、ハナ・カーニー、ヘザー・マクフィー、シャノン・バークといったアメリカ勢が、日本の上村愛子の強敵となる。お気づきのとおり、上村以外の上記した5人は、全て北米大陸の選手。つまり、上村はライバル達と完全アウェーで戦わなくてはならない。
こうした点を加味したうえ、日本人としての「希望的観測」を排除して実績や調子を総合すると、表彰台はハイル、リチャーズ、カーニーの3人と予想する。ただ、カーニーはトリノでの滑りを見た感じでは、五輪のような舞台には弱そうでもあるが…。
以上の6人を、ニコラ・スドヴァ(チェコ)、マルガリータ・マーブラー(オーストリア)といったご存知の面々が追う展開。日本の伊藤みきも怪我の影響はなさそうで、上位を狙えそうだが、「メダル有力候補」とは言い難い。
そして、何となく怖いのが、このひと。里谷多英だ。なぜか彼女は、五輪となると、めっぽう強くなる。長野で一度勝っているだけに、マークしても損はない存在だ。
モーグルは、ただでさえ一発勝負で誰が勝つかなんて、全く予想できない競技だ。今年の男子は、それにも増して混戦模様、予想は困難を極める。
超絶エアで我々を酔わせるアレクサンダー・ビロドー(カナダ)をはじめ、こちらもエアが華麗なギルボー・コラ(フランス)、今季好調で勢いのあるイェスパー・ビョルンルンド(スウェーデン)などが表彰台の頂点を狙う。
だが、混戦から頭ひとつ抜け出している感があるのが、トリノ五輪の覇者であるデール・ベッグスミス(豪州)だ。いまは豪州代表のベッグスミスだが、実は彼はバンクーバー生まれなのだ。ビロドー(カナダ)はモントリオールの出身なので、むしろベッグスミスのほうが「ホームグラウンド」と言える。
既述のとおりモーグルでは、一発勝負では誰が勝つか分からない。その意味では、日本勢にもメダルの可能性はなくはない。特に、今季好調な尾崎快と西伸幸に「番狂わせ」を期待しよう。
■ 女 子
ここにきて、お馴染みのジェニファー・ハイル(カナダ)の調子がすこぶる良い。優勝候補ナンバー・ワンは誰かと問われれば、誰もがこのひとを推すだろう。五輪モーグルのような一発勝負競技では、「失うものはない」的な選手、つまり「もう既に金メダルを獲っている」選手が強いように思う。その意味で、男子のベッグスミスとともに、地元での五輪ともなるこのハイルは、実に手強い。
同じカナダのクリスティ・リチャーズも、金を狙う。バンクーバーに近いサマーランド(近いといっても、同じ州なのに400kmくらい離れているらしい…カナダは広い)出身で、ハイルと共に大声援を見方に付けること間違いなしだ。
さらに、ハナ・カーニー、ヘザー・マクフィー、シャノン・バークといったアメリカ勢が、日本の上村愛子の強敵となる。お気づきのとおり、上村以外の上記した5人は、全て北米大陸の選手。つまり、上村はライバル達と完全アウェーで戦わなくてはならない。
こうした点を加味したうえ、日本人としての「希望的観測」を排除して実績や調子を総合すると、表彰台はハイル、リチャーズ、カーニーの3人と予想する。ただ、カーニーはトリノでの滑りを見た感じでは、五輪のような舞台には弱そうでもあるが…。
以上の6人を、ニコラ・スドヴァ(チェコ)、マルガリータ・マーブラー(オーストリア)といったご存知の面々が追う展開。日本の伊藤みきも怪我の影響はなさそうで、上位を狙えそうだが、「メダル有力候補」とは言い難い。
そして、何となく怖いのが、このひと。里谷多英だ。なぜか彼女は、五輪となると、めっぽう強くなる。長野で一度勝っているだけに、マークしても損はない存在だ。
(アルペンばかりで、すみません。大好きなもので…。)
いよいよ来た。ボディ・ミラー(アメリカ)である。
15日のW杯(ウェンゲン、スイス)でのスーパー複合(その日のうちに滑降と回転を滑るから「スーパー」と言う)で、ボディ・ミラーがついに勝った。繰り返し「今季絶好調」とお伝えしているカルロ・ヤンカ(スイス)を抑えての優勝。この仕上がりは本物だ。レース後のヤンカに、「too strong」と言わしめた。
しかも、ウェンゲンで勝ったというのがイイ。ウェンゲンのコースは、アルペンファンにはお馴染みの名物コースで、W杯で最長の距離を誇り、大きなジャンプもあるなど、最も過酷で難しいコースと言われる。そのウェンゲンで、しかも地元のヤンカやシルバン・ツルブリッゲンを抑えて、勝ったということに意味が大きいのだ。
同じアメリカの女王候補、リンゼイ・ボンと併せて、バンクーバーを湧かせること間違いなし。いやあ、楽しみが増した。幾つかの種目に出られない見込みなのが残念だが…。
■
ついでと言っては何だが、男子アイスホッケー。フィンランド代表からティーム・セラニが外れるかも知れない。日本でもファンが多い人気選手だけに、ぜひとも五輪のリンクに姿を見せて欲しいところだ。
ちなみに、私の金メダル予想は、スウェーデン。メンバー的にはクロスビーらがいるカナダが強そうだが、このレベルまでくると各国にそれほど差があるとは思えない。となれば、まとまりがありそうなチームを推したくなる。
スウェーデンは、私が大好きなピーター・フォースバーグがチームを引っ張る。地元カナックスのセディン兄弟のコンビは最大の注目だし、NHL最高のディフェンスマンであるニクラス・リドストロムもいる。不安材料は、アルフレドソンやゼッターバーグら攻撃陣が怪我で万全の状態ではない点。それと、ゴーリーの層が薄いことか。
ちなみに、スウェーデン人の苗字の「〜バーグ(berg)」は英語読みで、地元の発音では「〜ベリ」となる。五輪報道では「フォースバーグ」ではなく「フォシュベリ」となる可能性もあるので、ご留意のほどを。
■
ついでに下世話な話題で恐縮だが、フィンランドの英雄であり、言わずと知れた往年の伝説的ジャンパーである、マッティ・ニッカネンがすごいことになっている。妻を刺して首を絞めたという疑惑で逮捕された。人物が人物だけに、フィンランド・ジャンプチームに影響があるかも知れない。日本チームには朗報といえるかも…?
いよいよ来た。ボディ・ミラー(アメリカ)である。
15日のW杯(ウェンゲン、スイス)でのスーパー複合(その日のうちに滑降と回転を滑るから「スーパー」と言う)で、ボディ・ミラーがついに勝った。繰り返し「今季絶好調」とお伝えしているカルロ・ヤンカ(スイス)を抑えての優勝。この仕上がりは本物だ。レース後のヤンカに、「too strong」と言わしめた。
しかも、ウェンゲンで勝ったというのがイイ。ウェンゲンのコースは、アルペンファンにはお馴染みの名物コースで、W杯で最長の距離を誇り、大きなジャンプもあるなど、最も過酷で難しいコースと言われる。そのウェンゲンで、しかも地元のヤンカやシルバン・ツルブリッゲンを抑えて、勝ったということに意味が大きいのだ。
同じアメリカの女王候補、リンゼイ・ボンと併せて、バンクーバーを湧かせること間違いなし。いやあ、楽しみが増した。幾つかの種目に出られない見込みなのが残念だが…。
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ついでと言っては何だが、男子アイスホッケー。フィンランド代表からティーム・セラニが外れるかも知れない。日本でもファンが多い人気選手だけに、ぜひとも五輪のリンクに姿を見せて欲しいところだ。
ちなみに、私の金メダル予想は、スウェーデン。メンバー的にはクロスビーらがいるカナダが強そうだが、このレベルまでくると各国にそれほど差があるとは思えない。となれば、まとまりがありそうなチームを推したくなる。
スウェーデンは、私が大好きなピーター・フォースバーグがチームを引っ張る。地元カナックスのセディン兄弟のコンビは最大の注目だし、NHL最高のディフェンスマンであるニクラス・リドストロムもいる。不安材料は、アルフレドソンやゼッターバーグら攻撃陣が怪我で万全の状態ではない点。それと、ゴーリーの層が薄いことか。
ちなみに、スウェーデン人の苗字の「〜バーグ(berg)」は英語読みで、地元の発音では「〜ベリ」となる。五輪報道では「フォースバーグ」ではなく「フォシュベリ」となる可能性もあるので、ご留意のほどを。
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ついでに下世話な話題で恐縮だが、フィンランドの英雄であり、言わずと知れた往年の伝説的ジャンパーである、マッティ・ニッカネンがすごいことになっている。妻を刺して首を絞めたという疑惑で逮捕された。人物が人物だけに、フィンランド・ジャンプチームに影響があるかも知れない。日本チームには朗報といえるかも…?
札幌でのW杯(1月16日)では伊東大貴が表彰台に立ったが、これは五輪でのメダル争いの参考には全くならない。アマンとモルゲンシュテルンを除けば、世界の強豪たちが軒並み欠席していたからだ。
では、バンクーバー五輪のメダル争い展望を。もちろん、ジャンプも気象条件によって大きく成績が左右され、一発勝負ではどう転ぶかわからない。それを御理解のうえ、お読みいただきたい。
● 個人(ラージヒル、ノーマルヒル)
絶対的な本命は、グレゴール・シュリーレンツァウアー(オーストリア)。対抗はシモン・アマン(スイス)だ。さらにアンドレアス・コフラーや、トマス・モルゲンシュテルン、ヴォルフガング・ロイツルといったオーストリア勢が強い。
彼らに続くのが、ビョルン・アイナール・ロメレン(ノルウェー)、ヤンネ・アホネン(フィンランド)、アダム・マリシュ(ポーランド)といった面々。いくら伊東大貴や葛西紀明が調子を上げてきているといっても、日本勢は10位以内に誰かひとりでも入れれば、という情勢である。私が個人的にいちばん期待しているのは、伊東大貴と栃本翔平の雪印勢。うまくハマれば、伊東なら入賞できる実力が十分にある。
● 団体
その一方で、団体では、日本にメダルのチャンスはある。
まず、大本命はオーストリア。上述した面々のほかにも、W杯ポイント上位のメンバーが何人もいるので、層の厚さも問題なし。もしオーストリアが金を逃したら、「バンクーバー最大の大波乱」と報道しても良いとさえ思う。
銀メダルを争うのが、上述したロメレンやアンデルス・コブセンを擁するノルウェーと、札幌でも2位に入ったアンドレアス・ヴァンクやパスカル・ボドマーが好調なドイツ、ということになるだろう。この2カ国の実力は拮抗しており、五輪では熾烈な争いになるのではないか。
そして、以上の3カ国が失敗した場合に表彰台を狙える、いわば4位集団が、フィンランド、ポーランド、日本の3カ国である。フィンランドは、代表に復帰したヤンネ・アホネンとハリ・オリが強いが、飛形の美しさでジャンプファンにお馴染みのマッティ・ハウタマキらが不調。ポーランドもマリシュは好調なものの、他がいまひとつパっとしない。日本も、伊東と葛西以外のメンバーが不透明で、どこも決め手を欠く。実績を勘案して敢えて言えば、有利なのはフィンランドか。
以上の6カ国を追うのが、スロベニア、チェコ、スイス、ロシア。スロベニアは、ロベルト・クランジェッチの爆発力が怖い。お馴染みのヤコブ・ヤンダがいるチェコも要注意だ。スイスは、上述したアマンと、こちらもお馴染みアンドレアス・キュッテルがいるが、ほかのメンバーが弱く、上位は難しいのではないか。
以上まとめると、ジャンプ団体のメダル予想は以下のようになる。
◎オーストリア
○ノルウェー
▲ドイツ
△フィンランド
△日本
△ポーランド
では、バンクーバー五輪のメダル争い展望を。もちろん、ジャンプも気象条件によって大きく成績が左右され、一発勝負ではどう転ぶかわからない。それを御理解のうえ、お読みいただきたい。
● 個人(ラージヒル、ノーマルヒル)
絶対的な本命は、グレゴール・シュリーレンツァウアー(オーストリア)。対抗はシモン・アマン(スイス)だ。さらにアンドレアス・コフラーや、トマス・モルゲンシュテルン、ヴォルフガング・ロイツルといったオーストリア勢が強い。
彼らに続くのが、ビョルン・アイナール・ロメレン(ノルウェー)、ヤンネ・アホネン(フィンランド)、アダム・マリシュ(ポーランド)といった面々。いくら伊東大貴や葛西紀明が調子を上げてきているといっても、日本勢は10位以内に誰かひとりでも入れれば、という情勢である。私が個人的にいちばん期待しているのは、伊東大貴と栃本翔平の雪印勢。うまくハマれば、伊東なら入賞できる実力が十分にある。
● 団体
その一方で、団体では、日本にメダルのチャンスはある。
まず、大本命はオーストリア。上述した面々のほかにも、W杯ポイント上位のメンバーが何人もいるので、層の厚さも問題なし。もしオーストリアが金を逃したら、「バンクーバー最大の大波乱」と報道しても良いとさえ思う。
銀メダルを争うのが、上述したロメレンやアンデルス・コブセンを擁するノルウェーと、札幌でも2位に入ったアンドレアス・ヴァンクやパスカル・ボドマーが好調なドイツ、ということになるだろう。この2カ国の実力は拮抗しており、五輪では熾烈な争いになるのではないか。
そして、以上の3カ国が失敗した場合に表彰台を狙える、いわば4位集団が、フィンランド、ポーランド、日本の3カ国である。フィンランドは、代表に復帰したヤンネ・アホネンとハリ・オリが強いが、飛形の美しさでジャンプファンにお馴染みのマッティ・ハウタマキらが不調。ポーランドもマリシュは好調なものの、他がいまひとつパっとしない。日本も、伊東と葛西以外のメンバーが不透明で、どこも決め手を欠く。実績を勘案して敢えて言えば、有利なのはフィンランドか。
以上の6カ国を追うのが、スロベニア、チェコ、スイス、ロシア。スロベニアは、ロベルト・クランジェッチの爆発力が怖い。お馴染みのヤコブ・ヤンダがいるチェコも要注意だ。スイスは、上述したアマンと、こちらもお馴染みアンドレアス・キュッテルがいるが、ほかのメンバーが弱く、上位は難しいのではないか。
以上まとめると、ジャンプ団体のメダル予想は以下のようになる。
◎オーストリア
○ノルウェー
▲ドイツ
△フィンランド
△日本
△ポーランド