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断っておきたいのだが、一部の有名な方々を除けば、スポーツライターのほとんどは、本業だけでは食べていけない人たちだ。副業をしていたとして、収入面でどっちが本業か分からないくらいだろう。私も、もちろん、そのひとりである・・・。

それくらい、文筆業というのは厳しい。特に私のようにフリーだと、取材費などの出費がバカにならない。そして、原稿料なんて、よほどの有名人でもない限り、高くはないのである。私ごときの知名度であれば、たとえば雑誌連載だけで食べていこうとすれば、週刊誌の1ページの連載なら、最低でも週5本くらいは必要であろう。そして、そこまで人気のあるライターは、そうは居ないのだ。

というのは不幸自慢でも何でもなく(もちろん、多忙のためサイトのコラムをなかなか更新できない言い訳でもなく)、ただの前置きだ。最近の派遣切り問題などに関連する報道で、「(いわゆる派遣村の元派遣社員らに対して)彼らは本当に働く気があるのか」的な意見が散見されるようになってきたことについて、である。決して、我が意を得たり、と賛同したいわけではない。だが、この種の印象は、特に報道において、私がずっと前から感じていたことでもある。

以前、あるテレビ番組の特集で、「生活に苦しむ派遣社員」が紹介されていたのだが、月収が手取りで17万円で、派遣会社の寮住まいで住居費がかからないという男性だった。…養うべき家族もなく、病気を抱えているとか特殊な出費の必要性もなく、月収17万で家賃ゼロ、それで貯金もできず生活が苦しいなんて、いったいどんな贅沢をしているのか。

また別の番組では、北海道釧路市のある母子家庭が紹介された。収入が乏しいため塾や参考書が買えず、子供が公立高校に入学できなくて(北海道では一般に公立高校のほうが人気・学力が高い)、私立高校の授業料でさらに出費が増える…という悪循環を話題にしたものだ。

だが、少なくともこのケースにおいて、公立高校入試に失敗したことを収入のせいにすることは、大問題である。誓って言うが、北海道の公立高校の入試レベルなら、中学校の教科書をしっかり繰り返し学習すれば、合格できるはずだからだ。

収入が乏しく塾に行けなくて云々…は、このケースでは単なる言い訳でしかない。そもそも、収入が少ない家庭なのであれば、確実に公立高校に合格できるように、しっかり勉強して準備すべきであるにもかかわらず、この番組で紹介されていた家庭は入試準備も遅かった。それで、釧路管内でも偏差値が下位の公立高校に入学できなかったことを「収入」のせいにされても…「何を甘えているのか」と言うしかない。

もちろん、貧しいひとたちの大部分に「甘え」があるわけではない。ほとんどの皆さんが、様々な事情とあいまって、本当に苦しいのだ。だが、これらの報道は、本当に経済的に困っているひとたちに対して、失礼であろう。

こうした一連の報道を見ていると、某総務大臣政務官が口にした言葉も、不適切な発言であることは間違いないにしても、事情を深く知らずして批判すべき言葉でもない、と思える。こんなつまらない言葉狩りだらけの政治やマスコミにも、ウンザリである。国会で漢字テストなど、言語道断と言えよう。我々貧乏人のため、政治や報道くらいしっかりやってくれ。
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