上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
走者が居ない場合、投手は15秒以内に投球しなくてはならない新しい運営、いわゆる「15秒ルール」が話題になっている、日本プロ野球。

日本ハムのダルビッシュ投手がこのルールに「野球にならない」などと憤慨したことなどから、ファンからも否定的な意見が多い。「15秒ではサイン交換もできない」、「間合いこそが野球の醍醐味」、「面白い駆け引きがなくなる」、といった意見が多いようだ。

だが、私は基本的に、投球間隔の厳密な制限には、全面的に大賛成である。



15秒あれば、サインは交換できる。いや、制限時間内に素早くサイン交換し適切な戦略で配球を組み立てることが、プロの技だろう。少なくとも、「野球にならない」なんてことはない。私は草野球で投手をやったりもするが、投球に15秒なんて全く掛からない(プロと草野球は違うと仰るかも知れないが、どちらも同じ野球という競技には変わりないのであり、草野球だってプレイヤーは必死なのだ!)。

間合いこそが野球の醍醐味、などといいながら、プロ野球のダラダラ感は確実にファンに敬遠されている。私は、投球間隔こそ、その大きな元凶のひとつだと思っている。CSなどで放送される昔のプロ野球をぜひ観てみて欲しい。投球テンポの早いこと早いこと。

投球間隔が短くなったら駆け引きがなくなる、というのも解せない意見だ。投球間隔が厳密に管理されているソフトボールには、駆け引きはないというのか? ほとんど15秒以内に投球されている高校野球では、駆け引きは行われていないというのか? プロは生活を賭けているかも知れないが、高校生は人生を賭けている場合もあるのに?



ほとんどのスポーツは、時計と戦いながら競技をするものだ。400を超える複雑な作戦から最適なものを選択して選ぶNFLのハドルでさえ、25秒または40秒(ケースによって異なる)の時間制限のなかでテキパキと行わなくてはならない。だからこそ、戦略選択のミスがあったり、本当はミスだったのに結果的に敵の裏をかいたり、といった面白い展開があるのである。

バスケの5秒ルールや24秒ルールなども同じで、限られた制限時間内で最善のパフォーマンスを見せる、そういうところにこそスポーツの面白さがあり、プロフェッショナルの技の見せ所があるのだと思う。

日本では、野球が最もポピュラーな観戦スポーツとして定着したので、ファンの感覚が麻痺しているのかも知れない。だが、気付いたほうが良い。時間制限もなく、タイムアウトの回数制限もない野球という競技は、極めて異常なスポーツなのだと。



…しかし、である。インフラを整えずに時間制限のルールを導入しようとしている現状は、いただけない。カウントダウンを表示する電光掲示板を、投手の目に入るバックネット付近などに必ず設置することだ。それをやらなければ、ルールはルールではなくなる。クロックが適切に管理されていることを誰もが見ることができない状況では、審判がベースを掃いている時間もカウントされるようなミスが、起こるべくして起こってしまうのだ。

こんなカウントダウンクロックなんて、アメフト用などが幾らでも売っている。そんな程度のインフラ整備もできないなら、このルールの新規適用は早計だ。ほかの部分で時間短縮をするべきであろう。だが、繰り返すが、投球間隔制限というルールの着眼自体は、私は決して否定しないのである。
スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。