FC2ブログ
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
子供の「理科離れ」が叫ばれて久しいが、子供だけではなく、日本国中に理科的な常識のなさが目立つ。とりわけ、メディアに多いのが問題だ。



たとえば、どこかの天文台や宇宙望遠鏡が遠くの銀河の撮影に成功したとき、新聞やテレビで、「128億光年の彼方にある銀河を捉えた」などと報道される。

これは、間違いである。なぜなら、この捉えられた銀河は、128億光年の彼方には、ほぼ確実に、ないからである。「128億年」というのは、「この銀河から出た光が、128億年かけて、地球に届いた」という事実を表しているに過ぎない。

宇宙は膨張しており、遠方の銀河ほど、128億年前とは遠く離れた位置まで、地球からは引き離されている。「この銀河から出た光が、128億年かけて、地球に届いた」という事実は、この銀河が光を発したときに128億光年さきにあったことを意味するものではないし(多分もっと近くにあった)、ましてや、今現在128億光年さきにあるという意味でもない(多分もっと遠くにある)。むしろ、128億年もの歳月が流れているので、この銀河が消滅している可能性は高い。

「128億光年の彼方にある」というのは、不正確というより、明らかな間違いである。「子供の理科離れ」を憂う記事を載せる前に、メディアはまず自身の理科の認識を改めではどうか。



ついでだが、偏光サングラスのチラシでよく見かける、「乱反射をカットできる」とかいう言い回しは間違っているので、いい加減やめて欲しい。偏光サングラスは、ある特定の偏光の向きを持った光のみを通すものであって、あらゆる偏光を持つ乱反射光など、全くカットできない。

偏光サングラスは、ブリュースターの法則で反射した、水面からの反射や、車のウィンドウからへの映りこみなどをカットする。釣りやドライビングにはオススメである。スポーツサングラスを集めるのが趣味のひとつである私も、実用的な用途には偏光サングラスのものをまず選ぶ。
スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。