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腕を負傷したリンゼイ・ボン(アメリカ)は、3日のW杯(回転)に強行出場し、2本目にリタイヤ。アルペンスキーヤーにとって、腕は高速系種目で特に重要であるが、今週の滑降のW杯は大事をとってスキップする可能性もある。いずれにしても、全種目で優勝候補筆頭格の選手であるので、1月31日まで続く五輪前のW杯は要注目だ。



ボン以外にも、女子の強豪には、技術系から高速系までこなすオールラウンダーが多く、全種目でメダル争いが熾烈だ。そのなかでも、ボンに並ぶ実力があるのが、リーシュ姉妹の姉、マリア・リーシュ(ドイツ)。ボンの怪我で、一躍バンクーバーの「女王」候補に躍り出た。

不気味なのは、ここ数年の女子アルペン界を引っ張ってきた「旧」女王、アニャ・パーション(スウェーデン)、29歳。今回の五輪での有力選手は新しい世代の選手が多く、いままで五輪で全ての色のメダルを獲ってきたパーションの豊富すぎる経験は武器だ。他のオールラウンダーとしては、エリザベス・ゲルグル(オーストリア)、ティナ・マゼ(スロベニア)、カトリン・ツェッテル(オーストリア)が実力者である。



以上のオールラウンダーに加え、各種目に要注意選手がいる。

滑降では、遅咲きの大ベテラン、地元カナダのエミリー・ブライドンが楽しみ。スーバー大回転を得意とするのは、ナディア・シュタイガー(スイス)。大回転は、カトリン・ヘルツル(オーストリア)らが得意とする種目だが、この種目は最も混戦となりそう。

回転は今季絶好調のサンドリーヌ・オーベール(フランス)の名前を挙げねばならない。また、リーシュ姉妹の妹、スザンヌ・リーシュ(ドイツ)は、今季に入って実力を開花している、ブレイク中の回転のスペシャリスト。姉妹そろっての表彰台もあり得る。



調子が上がっていないため、大方の予想では優勝候補とはされないであろうが、個人的に注目しているのが、トリノ五輪の大回転の銀メダリスト、タニャ・プティアイネン(フィンランド)。潜在能力ではボンやリーシュと並ぶ実力があり、調整次第では、特に技術系種目でメダル争いに絡む可能性ありだ。



ボンの怪我などを考慮して、1月初めの現時点では以下のように予想してみる。

滑降
◎リーシュ姉(GER)
○パーション(SWE)
▲ブライドン(CAN)
×ボン(USA)

スーパー大回転
◎ゲルグル(AUT)
○シュタイガー(SUI)
△リーシュ姉(GER)
△ボン(USA)

大回転
◎ヘルツル(AUT)
○ツェッテル(AUT)
△マゼ(SLO)
×プティアイネン(FIN)

回転
◎オーベール(FRA)
○リーシュ姉(GER)
△リーシュ妹(GER)
△ツェッテル(AUT)
△ボン(USA)

複合
◎リーシュ姉(GER)
○ボン(USA)
▲ゲルグル(AUT)

パーションを除けば、今季の女子の有力選手には、過去に五輪でメダルを獲った経験のある選手が少ない。混戦だった前回のトリノ五輪が世代交代のときで、その後にボンら新しい世代が開花したのだ。新顔の選手が表彰台に揃う、そんな五輪になるだろう。
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