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日本国内では、野球の「アンダーシャツ」の流行が、「肌にフィットする素材の、ノースリーブ型の、ハイネックまたはタートルネック」になっている。

ハイネックの流行には、「速乾性素材による気化熱での冷却」や「首への紫外線の遮断」という、一定の科学的根拠はある。

だが、私の個人的な印象では、「ハイネックのほうが顔がシャープに見えて見栄えが良い」といった、「審美的要素」が、実は相当のウェイトを占めているように思う。



ハイネックの最大の利点は、やはり首に当たる紫外線による疲労蓄積を防いでくれる点だ。だが、日本プロ野球を観ると、ナイトゲームであろうが、ドーム球場であろうが、選手たちはハイネックである。

そもそも、本当にハイネックにそれほどの機能的利点があるなら、サッカーやマラソン、バスケなど野球以外の全ての競技で直ちに採用されそうなものだが、そうはなっていない。

実際、私も草野球で夏場にアンダーシャツを着用するが、個人的な主観とはいえ、結局のところ、ローネックのほうが涼しいと言わざるを得ない。

実は、いまの野球界(日本に限る)には、プロ・アマ問わず、「ローネックを着ると笑われる」という雰囲気がある。高校球児に訊いても、ローネックは恥ずかしくて着られないという声を聞く。機能ではなく雰囲気でハイネックが選ばれている風潮は、否定できない。

ちなみに、メジャーリーグではハイネックなど全く流行っていない。メジャーのアンダーシャツの主流は、日差しの強いデーゲームであってもローネックかミドルネックであり、スリーブレスより半袖(ユニフォームの襟から少し除く丈がある)が多い。



さて、ここで言いたいことなのだが、たとえば高校生が見栄えを気にして野球をすることを、私は決して批判するものではない。

いま、甲子園で熱戦が展開されているが、その姿がテレビで全国中継されるのだから、年頃の球児たちが見栄えを気にするのは当然である。球児たちがベンチでひたすら帽子の型をつくっている姿がテレビに映ることもあり、そういった姿を非難する向きもあるが、それこそ器量が小さいというものだ。

ただ、最近のアンダーシャツの流行が、「審美的流行」ではなく「機能的流行」であるとあまり疑われていないことに、一片の懐疑的な意見も投じておきたい。そして、自らのパフォーマンスを最大限に発揮できるアンダーシャツがローネックであるのならそれを選択できる選手を、応援してみたい。
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