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F1ドイツGPで、フェラーリが1、2位を独占していた際に故意に順位を入れ換えたとされる、いわゆる「チームオーダー」問題。2003年以降、F1ではチームオーダーを禁止しているため、フェラーリには10万ドルの罰金が科せられた。

だが私は、このチームオーダーを禁止する今のルール自体、あまり納得できない。



まず、チームオーダーを禁止するというルール自体に、無理がある。順位が入れ替わったときに、それがチームからの指示なのか、真剣勝負の結果であるのかは、客観的に完全には判断できないからだ。

実際、F1においては過去、こうしたチームオーダーは「暗号」で行われてきた。暗号が公に知られずうまく伝達できたチームと、バレてしまってルール違反とされたチームとで、不公平が生じてしまう事態は避けられない。



それに、そもそもモータースポーツは、個人競技である前に、チームスポーツである。特にF1は、「世界最高峰の技術、頭脳、肉体、等々を結集したチームが、コンストラクターズチャンピオンを目指してシーズンを戦う舞台」であると、私は考えている。

(F1においてコンストラクターズポイントの制定のほうがドライバーズポイントより後であるなんてことは、これに対する反論にはならない)

であるから、同じチームの1、2位が故意に順位を入れ換えるなんて、単なる「戦略」のひとつに過ぎない。あえて乱暴に言えば、「そんなのチームの勝手」である。

観ている側からすれば、華やかなドライバーにばかり注目が集まるのは、当然のことだ。だが、モータースポーツというものは、ドライバーだけで戦えるものではないことも、また自明である。



いまのF1は、以前に比べると、チームよりドライバー個人が目立っている気がする。そして、その風潮こそが、F1の人気低下に繋がっている気がしてならない。「チームスポーツとしてのF1」が、もっと脚光を浴びるべきだ。それが徹底すれば、「チームオーダーはおかしい」という考え方自体が、消え去っていくのではないか。

もちろん、シーズンやレースを通した各チームの「頑張り」よりも、それ以外の部分(即ち資金力)でレースの結果が決まってしまう現状が、全ての元凶であることは言うまでもない。

そういった点を含めて、今回の騒動を機にレギュレーションの適正化を進めるべきだ。
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